笑う門には福来る

カンべリ・・・

今日は家元のとこに、カンべリの勉強に行ってきました。
 
「カンべリ」って・・・・・何ッて感じですよね?
 
津軽三味線って、殆どが紅木って材質で出来ています。
この「紅木」って木材は、とても硬い木なんですね。
水の中に入れると鉄のように沈みます!!!
 
だから迫力が有り音の伸びも良く、なんとも言えない音がすると思うんですよ(^^)
 
ですが・・・しか~~~し。
 
ある程度、練習の数&演奏の数が増えると感所(ツボ)が減ってくるんですね!
しかも私の場合、三の糸の当たる所は3~19までまんべんなく減ってました。
特に3と4、それと一番減ってるのが16でした。
 
 
なので三味線の竿、糸の当たる面を削るんですよ。
それを「カンべリを直す」とゆ~わけなんですね。
 
 
うちの家元は自分でやっちゃいます!!!
なので、家元が元気なうちにワタクシも習得しときます(^^)
 
 
ですが、ただ単に削るわけじゃないんですよ!!!
 
削る面が斜めにならないようキチッと工夫して(普通に当板&ペーパーで削ると面がカマボコ状になっちゃいます!)
しかも!!!
ほ~んとに微妙に反ってるんですよ!
んで、反ってるのが正解なんですね。
またまた、しかも・・・糸巻き側と太鼓側では反り方が微妙に違うんだなこれが!
 
この反り方があるから1のツボから19のツボまでキチンと鳴るんですよ(^^)
 
ちなみに、どこかのツボの鳴りが極端に悪い場合はこの反り方と「ハ」の高さが悪い場合が多いです。
 
 
んで肝心の削り方なんですが・・・
家元いわく「力は絶対に入れず・・・感だな(^^)」
 
おいおいって感じ!!  とりあえずやってみないとわからないってことですね。
 
まずは三味線を竿だけの状態にしてサワリと上コマを外します。

沢山、画像を撮ったのですが・・・企業秘密なので、ごめんちゃい。
 
約2時間半かかって完成(^^)
意外に手順は簡単なのですが、根気のいる作業です。
 
いま自宅で弾いてみたのですが、どこのツボも「ビリビリ」っとならずとても綺麗な音で最高です(^^)
 
今度、優斗の三味線で試してみるかな???アハハ