笑う門には福来る

北海道だけ?シリーズ2

ダンプの床暖
 
皆さんの地域のダンプの床はどーなってますか?
 
こちら北海道はエンジンの排気ガスを利用してダンプの床を温めます。
エンジンからマニホールドそしてフロントパイプに来て触媒を通って綺麗な排気になって出てきますよね。
床暖の排気は触媒をでた後、二分割されて一方はそのまま排気ガスに。
もう一方はミッションの上までもっていき、荷台側に入っていきます。
 
ちなみに二分割してるところに切替器がついて、床暖の方を締めるとそのまま外に排気されて。
外に排気される側を締めると床暖側に通ってきます。

キャビンと荷台の間にジョイントが見えるのわかりますかね?
もちろんダンプアップするとジョイントが外れて煙突マフラーの低いタイプ(^^)
 
んで、ここから入った排気ガスはどーなるかってーと。


このように前側・側面に斜めに鉄板を貼り中を排気ガスが通ります。
また真ん中の3本のアングル、もちろんこの中も排気ガスが通ります。
 
排気ガスは熱いので自然と床が温まるっつーわけなんです。
 
んで最後は一番後ろのケツブタの下から、通ってきた排気ガスが下向きに排出されるんですね~~~。

 
なぜ床を温めるか?
 
・・・・・それは・・・シバレて荷物が落ないからです。
  シバレて(^^)
 
夜の排雪なんかでは、マイナス15度を超えると落ちにくくなり。
マイナス20度を超えると落なくなるダンプもちらほらと(^^)
 
とにかく冬は排気をあげてないと、仕事にならない状況にもなりかねません。
 
 
ちなみに最近のクルマは尿素SCR+DPF処理で排気ガスの温度が低いらしく、床暖の効率も悪くなってるみたいですね!!